今月25日、吹田商工会議所専門サービス部会主催の見学会に参加しました。
内容は「大阪地方裁判所の見学・傍聴」「大阪城の見学」「歴史博物館の見学」でした。
テレビ等で目にしたことはあっても実際の裁判を見たことがなく、貴重な体験となりました。
10時前から開廷し、傍聴した事件は3件で「判決」「審議」「新件」です。
裁判官による人定質問、検察からの起訴内容朗読、弁護人による証人尋問、検察の反対尋問。それらが体験できたのは新件でした。
審議、判決は裁判の一部を切り取ったものを見ただけですので、事件の背景等を理解することが難しく感じました。
裁判というと「人を裁く」という印象がありますが、実際は検察官が「合理的な疑問を残さない程度」の証拠を提出したかどうかを
判断するのだそうです。証拠に基づき常識に照らし合わせて考えた時、検察官の言い分に何の疑問もなく確信できるか、
それが裁判の基準だそうです。残念ながら今回傍聴しただけでは「裁判」を実感することはできませんでした。
現在、大阪城天守閣3・4階展示室にて『特別展 豊臣外交』が開催されています。当時の書簡等があり、興味深く拝見しました。
歴史博物館は難波宮、遺跡等のジオラマがあり面白いものでした。階が下がるごとに現代に近づく造りも面白い。
ただ、残念なことに時間がなく、様々な工夫がなされた空間を楽しむ余裕はありませんでした。
今まで自身が関わらない事件に興味を持ったことはありませんし、他人の裁判を傍聴しようとも思いませんでした。
他人の裁判を見るために裁判所に赴くことは、この見学会がなければ一生なかったと思います。
今後いつ何時、裁判員に選任されるかわかりませんし、裁判に出廷することがあるかもしれません。
今回、裁判の雰囲気を感じることが出来たのは良い経験であったと思います。
また、大阪城では本年11月24日まで土日祝限定で、重要文化財である大阪城の櫓の内部が特別公開されているそうです。
ご興味がございましたら足をお運びください。