BUSINESS SHOOTが、今号で300号となりました。
先代の創業20周年記念の後のサービスとして平成6年7月から発行し約30年。
ところどころ休刊したこともありましたが、皆様のおかげでここまで続けることができました。
ありがとうございます。
経営の根幹として三資源であるヒト・モノ・カネと過去のBUSINESS SHOOTを交えて記念号とさせていだきます。
ヒトに関するトラブルを耳にすることが多くなりました。
人手不足、人材流出、ハラスメント、健康面や問題のある社員など例をあげキリががありません。
平成9年10月の30号に以下のような記載がありました。
「若者は将来の成長と安定を求めて辛苦に耐えるもの」と期待していたのは、若者が数多く、途中脱落者が出ても必要数が埋められた時代の発想である。
しかし、いま、この20世紀末に、そういう時代が過ぎ去ろうとしている。
これからの若者は、数が少ないだけでなく、扱いも難しい層となっていくだろう。
令和の時代は、人物の見極めと入社後の『居場所』を創ってあげなければならない時代だと思います。
自己申告書などを利用して既往歴のあるなしを事前に知り、弊社にとってミスマッチのない、居場所を創ってあげたくなるような人物を採用しようと思っています。
採用といえば、最近副業に関する割増賃金について知りました。
ダブルワークをしている社員の割増賃金は、本業と副業で異なる事業場で働いている場合でも労働時間や残業時間は通算して計算する必要があります(片方がフリーランスなど個人事業主は除く)。
では、本業と副業のどちらが負担するかといえば、後から労働契約を結んだ会社が支払うことになります。
入社前の確認事項としてご留意ください。
様々な要因により、売上高が芳しくない冬の時代を感じるところもあると思います。
平成9年12月の31号に
冬の時代の生き残り戦略はじっと耐えて通りすぎるのを待つのが最良であり、じっとしているのがイヤな経営者は、安くてうまい店の経営を研究すべき
とあります。
耐えしのぎ、冬が終わるころに動ける準備は必要です。
”売れるモノ”や”売り方”など、本業について改めて見直してみてはいかがでしょうか。
基準貸付利率(公定歩合)が引き上げられたことにより、銀行の融資率が0.15%上げられたという話をよく聞きます。
今後も少しずつ上昇することが予想されます。
カネ違いの話ですが、平成7年6月の11号に
金が暴騰するからゴールドを持て
というような記載がありました。
当時はグラム1,209円今では11,675円まで上昇しております。
ちなみに先代は売り切ったようで、財産にゴールドはありませんでしたが、事務所という財産を残していただきました。